昔から一人で行動することに苦を感じないタイプの人間ではあったと思う。寧ろ、人と合わせるとかが苦手だし、何故一人でできること(仕事とか学校のグループワークとか)をわざわざ協議して分担してやるの?無駄じゃない?って思う嫌な奴だった。今も割とそうだけど。
一人で外食、ライブ、旅行、大抵のことは何も抵抗がない。寧ろ気楽で好き。
ということで、今回は夏のお楽しみ、ロックフェスでしかも遠征に一人で行ってきました。折角なのでレポ残しておきます。
去年の夏は何も行けなかったので、一昨年の福岡のナンバーショット以来。今回は四国香川のモンスターバッシュ2019に初参戦。
本当は2デイズ行きたかったけど、今の仕事は土日の連休が希望できないので、日曜だけ。
6月ごろに、昔住んでいたシェアハウスの子達も行くって言ってて一緒に行けたら交通費浮くな!?と期待してたら、チケット取れなかったとのことで結局一人。
ゆっくり旅行できる日程ではないし、事前に調べたり、迷いながら行くのもしんどいので新大阪発のオフィシャルツアーを申し込んでみました。2万くらいしたけど、出し入れ自由なクロークも付いてるし、後述するけど本当楽だった。楽さを金で買ったと思えば安いくらい。
24日土曜日は普通に朝から仕事をして、帰宅してから晩御飯食べて、荷造りして、シャワー浴びてから夜23時前に自宅を出発。
オフィシャルツアーだと新大阪を当日7:30発とかなので、新幹線始発でもまじギリッギリということで夜行バスで大阪に前乗りです。
何年かぶりのWILLERの夜行バスで大阪に向かう。昔夜行バスでの移動に使ってた、立体アイマスクや耳栓、ビジホで余って貰ってくる使い捨てスリッパなど、いつものセットは抜かりなく用意。
前日までめちゃハードな予定(連日の飲み会)組まれてたため乗る前から眠気がやばかった。大阪までほぼほぼ爆睡!
早朝6時に大阪梅田に到着し、駅のトイレで化粧だけして新大阪駅に向かう。この時間だと流石にどこのパウダールームも開いてないね。
事前に送られてきた予約書と行程表を元に集合場所で添乗員さんから本日の切符を貰う。
新幹線の時間までまだ余裕があるので、ドトールでモーニングしてから乗り込む。
新幹線は指定席なので楽々。1時間もしないで岡山に着いてしまう。岡山駅で在来線のマリンライナーに乗り換えて、坂出駅へ向かう。
こちらは自由席だけど始発駅だから?余裕で座れた。
添乗員さんについていくだけで本当楽。
前々日くらいまで降水確率80%になっていた香川の天気予報だったけど、普通に快晴でマリンライナー(瀬戸大橋線)から見える瀬戸内海がとても美しかったです。いつも旅の通過点なので今度はちゃんと旅行しに来たい。
此方も1時間くらいで坂出駅に到着。そこにツアー専用の大型観光バスが来ているので、それに乗り換え。
坂出駅はセブンイレブンと観光案内所とトイレくらいしかない小さな駅。帰りにお土産買うのとかは出来なさそうかも。
トイレが3つしかなくて、長蛇の列だった為ギリギリにバスに乗り込み、会場へ出発。
道は割と空いていて、40分ちょっとでモンバス会場のまんのう公園に到着。
降りてすぐツアー専用の出し入れ自由クロークがあるので、大きいリュックはそこに預けていざ入場口へ!
その時点で10:30過ぎくらいで他の地方のツアーバスやシャトルバスの到着も重なったのか、少し並んだけど、初っ端11:00のレッドステージの四星球には間に合う時間。
会場は国立公園?ってだけあってだだっ広い!急な丘がいくつもあって、そこがパラソルとか広げられるエリアになっている。ほんで既にびっちり埋まっている。。
昨日の雨で地面がぬかるんで急な斜面は普通に滑る。トレッキングシューズで来て良かった。
愛知の人だとフリーダムの会場大高緑地をもう少し拓けた感じにしたところと言えばイメージしやすい?
モンバス初心者なので、貰った会場地図と照らし合わせながら、ステージに向かう。
隣り合わせの大型のホワイトとレッドという二つのステージ。前者ではサバイブが既に会場を盛り上げている。後者ではサウナスーツ?みたいなの着てリハに取り掛かる四星球のメンバー。笑
そしてフェスのプロデューサーさんの挨拶があって、四星球は12年連続モンバス出てるとか?!すごいねーと思ったら、その後全身に赤い塗料?を塗り、紅を歌いながら紅に染まったメンバーが出てきて、全てが予想の斜め上すぎて爆笑。
「曲名言ってから歌い出すこと以外、全部既存の概念ぶち壊す」という宣言通りでした。運動会したりね。笑
エアギター移動のくだりはこの前のツーマンでやったので大丈夫でしたが、阿波踊りパターンは初めてで楽しかった。笑
最後は万歳で締めたんだけど、そのままウルフルズのバンザイ演奏し出したり、退場?まで全部相変わらず面白くて最高のフェスの始まりを迎えました。眠気もどっかいった。
sumikaも見たかったけど、とりあえず会場をまずはきちんと理解しようということで、もう一つのエリアサーカスステージの方へ歩いてみる。
地図で見たとおり、レッドステージとかとは真逆にあってめちゃめちゃ遠い!しかも丘の下だから帰りが登りでキツイ!これは頻繁に移動はできんやつやなと悟る。
サーカスステージは屋根がついてて日差し防げるし、その隣の小さなサーカスプラスステージとすぐ隣なので両方見やすいやつ。
そのエリアに物販ゾーンもあるので、とりあえず見に行ってみる。安定のホルモン人気と、自分つっこみくまとかとコラボしてる打首の列はかなり長いけど、それ以外は大して並んでない。
ネクライトーキーのラババンと、四星球のラババンとコインケースだけ購入。本当物販にお金使わなくなっちゃった。笑
モンバスのオフィシャルグッズはかなり混雑してたし、12時前なのになんなら売り切れてるものもあった。20周年だからかな?
夏フェスは、今まで茨城のロッキン、山梨のラブシャ、長崎のスカジャン、福岡のナンバーショット、愛知のトレジャーには参加したことあるけど、そんな勢いでオフィシャルが売り切れたことは、どこも無かった気がする。
一人で参加する時の懸念点として、物販列やフードの列、トイレに並ぶ時に誰とも協力できないから大変なのではと思ったけど、意外とそんなことなかった。物販は並んだの結局5分だし、フードは持参して並ぶ時間を無くすという作戦、トイレはタイミングを見計らうというので乗り切れた。
まあでもこの年齢になると、やっぱグループで来てテントとかパラソルで場所交代で確保して、夕方以降はそこで寝転んでダラダラ酒飲んで見るみたいな楽しみ方したいかも、とはふと思った。
イス持ち込み禁止なの知らなくて、木陰で持参した100均の小さいイスに座ってたら怒られたよ。仕方なくビニール袋の上に座って過ごす。
ステージ間移動ですっかり疲弊したのsumikaは諦め、木陰で久々に電話さんを聴いてから、ちょっと荷物を減らしたいと思いツアーバスクロークまで戻る。
やはり丘の登りはキツい。日差しも更にキツくなってきて普通に苦行。
クロークに戻る前に、モンバス公式土産の日の出製麺のうどん(500円!)を家族の土産に買った。笑
完全に邪魔になったイスと雨具をリュックにしまって、身軽になってからサーカスステージエリアに戻る。
なんか混んでるなと思ったら、サーカスステージではスキマスイッチが演奏してました。知名度あるためかびっちり人で埋まっている。その次のサーカスプラスでの緑黄色社会を見たかったので、そこの中央部にポジってスキマを普通に初めて生で聞いた。
全力少年とかやっぱ紅白とかでもやったからかな?全員歌えてるレベルの大合唱ですごかった!
緑社も何気に見たのは初めてだったけど、フレッシュで良いね。ボーカル(めちゃくちゃ美人だった)の声がCDで聞くのと劣らないくらい綺麗で通るね。キーがとても効いてて好きなサウンドなのと、一応地元バンドなので応援していきたいです。
その後そのままネクライトーキーを見たかったので、センターポジションでじりじり前方へ移動。サーカスステージではBiSHが始まり、野太い声援が響きだす。
こちらも初めて見たけど、普通にかっこよかったです。メガネのせいでハシヤスメアツコさんに似てると言われたことがあってググって知ってた(しかも似てねえ)だけで、変な売らされ方してる可愛そうなアイドルという認識だったけど、全然認識変わりました。笑
あと、改めてハシヤスメアツコさんには似てねえな私。
BiSHのごりごりの熱いステージの隣でひっそりとネクライトーキーがアップを始めてて、もっさなんかめっちゃステージ見入ってて可愛かったです。なんか客席の方に向かって、あんまりこちらは見ずに、照れながら手を振ってたけど、あれは誰に向けてたんだろう。(とりあえず私と、周りの見ていた数名は振り返してた。笑)あと、BiSHのステージを指差しながら、藤田さんがもっさに何か耳打ちして話してるの可愛かった。。。
で、BiSHが終わると同時に人がどんどん雪崩れ込み、人口密度が非常にヤバいレベルに。とりあえずセンター柵から手は離すまいとしがみついて待つ。リハで既にぶちぶちに盛り上がる客。
そしてすぐに本番が始まる。「曲多くやるので話しません!」と宣言して、その通り駆け抜けた!!めーっちゃめちゃ楽しい!!memoriesの曲多めだけど元々ライブの定番曲なのでぶちぶちに盛り上がる。全部好き。1番小さなステージなのに客は超満員。全力で歌うもっさ達。昨日ツアーで札幌やったから疲れてるだろうに、それを感じさせないパワフルなステージ。
一瞬だった。一瞬で今日1日分の汗をかき、足がドロドロになった。間違いなくサーカスプラスで演奏したバンドの中で1番盛り上がってた。(他の全然見てないけど。)
今週末土曜にツアーで名古屋来てくれるので、また会えるので楽しみ。
余韻に浸りつつ、次のホルモンが出るレッドステージのエリアに急ぎ足で移動。
凍らしたペットボトル3本入れてきたのが残り1本になり、軽くなったはずなのに、汗で濡れた衣服と疲れが出てるのか、体が重たい。
レッドステージではシシャモちゃんが爽やかに演奏中。最初見た数年前のラブシャの1番小さいステージで、チャットモンチーもどきとか茶々入れられてたのに、売れたね良かったね。
ホルモンの次に隣のホワイトステージでアジカンを見なければならないので、上ちゃん側のスピーカーど正面エリア、後方柵の後ろにポジションを取る。周りは女子なので危なくないはず。前回サークルに巻き込まれて携帯落としたので、慎重に場所を選んだ。
ホルモンもすごく久しぶり。ナヲさんテレビで見て思ったけど、やっぱりなんか綺麗になったよね?(元からですがもちろん!)
そんなナヲさんはHYDEさんとかウーバーを「性的な目で見ています」だそうで、その流れから四国にウーバーイーツあるの?という話に…本当にまだ説?
あとやっぱり痩せた亮君かっこよすぎて草。上ちゃんはタトゥーまた増えてるし、ダイスケはんは相変わらずオカンそっくりネタ笑った。(首良くなってよかった。)
周りがホルモンをちゃんと知ってる人達でスペルマ踊る時とかめちゃ楽しかった。フェスでの全員ヘドバンはやっぱ凄いね。つい後ろ見ちゃう。笑
途中から柵前のサークルモッシュがまじやばだったのでポジションミスんなくて良かった〜ってなった。あと、モッシュ開始のタイミング全然合ってなくて側から見てるとちょっと面白かった。
恋のおまじないも無事成功し、今夜はシシャモの皆さんがナヲさんに恒例のゲイバーに連れて行かれることになりました。笑
ホルモンもあっという間に終わってしまったので、また普通にライブハウスでも見たいなぁ。チケット全然取れないんだけど。
セトリ!
1.恋のメガラバ
2.maximum the hormone Ⅱ
3.「F」
4.ぶっ生き返す‼︎
5.絶望ビリー
6.恋のスペルマ
終わるや否や、隣のホワイトステージに移動して何とか前方柵のセンターを確保!客層的にアジカンのコアファンは少ないと見て正解だった。笑
ほかのバンドとは違い、派手な演出や音も出さずしれっとメンバーが入って来る。グラサンかけたゴッチと潔が出てきた時は流石に笑った。
イキってる訳ではなく、西日が眩しいからだそうで。(たしかに夕方突然雲が晴れて、ステージ西向きだからかわいそうだった。)まあ山ちゃんとケンちゃんは裸眼?なんですが。
ちなみにゴッチのグラサンはメガネの上に付けるタイプで、ぱかっと開くとふつうのメガネ姿になる。(で、このグラサンパーツをふつうにステージにおき忘れて、終演後取りに行ったのかわいい。)
ホームタウンの曲と、ライブ定番曲を交互にやってくれて、古参も、フェスでしかアジカンを見ない層も楽しめるセトリでした。
真夏に聴くRe:Reは何度聴いても胸がきゅうとなりますね。何ででしょうね。
そして、西日が差す中のボーイズアンドガールズはすごく沁みる。というか夕方のアジカンってだけで最高。
アジカンは再来月にエルレ、テナーの3マンでまた会えるので楽しみです。
ちなみに、ゴッチはレッドステージの方で聴いてる人達に対して「あの子達は俺よりも細美くんが見たいんだな」と嫉妬してた。笑
かわいい。
アジカンの余韻に浸りながら、大トリのモノアイズを遠くから眺める。細美さん随分久しぶりに見た。相変わらず若いけど、モニター見てたら普通に年齢相応の皺とかあって安心した。笑
曲は殆ど知らないので、数曲聴いて、疲れがどっと出てきたのでバスに一番乗りで戻りました。笑
人もいなかったのでバスの中で生着替えして(すみません)、車窓からラストの花火を見届けて、初めての一人フェス、初めてのモンスターバッシュが終わりました。
今帰りのバスと電車の中でこれを書いてる訳ですが、ツアー参加者の集合が早かったのと、周辺道路も全然混雑してないためか、予定より早い電車で帰ってます。行程表には23:30過ぎに新大阪着だったので、夜行バスさえ間に合うか微妙かなと思って、新大阪に宿を取っていたけど、これなら普通に名古屋に帰れたかも!
まあでもキャンセルするのも勿体ないので、普通にこのまま一泊して明日の昼に高速バス乗って自宅へ帰ります。
この1泊3日の軽く過酷なフェス体験で感じたのは、一人フェス余裕過ぎるということです。
全然特に問題なかったので、今後もおそらく続けます。
逆に一人で行けない場所ってもはやディズニーとか遊園地系くらいしか残ってないかもしれない。
一人で行けないというか、あそこはやっぱり誰かとの特別な思い出作りにお金かけて行く場所という感じなので、いくらディズニー好きでも一人で行く程の熱量はない。
ということです来年の夏はできたらライジングとかまた一人で遠くに行ってみたい。笑