推定寿命97歳の長すぎる余生

そんな生きる必要ある?

眠いオブザイヤー

今日は朝からスーパー銭湯で一日中漫画読んで、岩盤浴して風呂でふやふやになろうと思っていましたが、どうにもそういう気分になれず、一日中家で本読んだり、昼寝をしたり、ダラダラしています。

ついこの間と思っていたら、手術後もう2カ月が経っていました。時の流れって怖い。

手術後すぐに生理来たんですが、そこからもうすぐ2ヶ月来てないので若干の不安はありつつ、割と元気に暮らしています。

最近ようやく図書館にも行くようになりました。

近いのに何だかんだバタバタして行けてなかったのですか、改めて公共施設最高!税金納めてて良かった!って思えるくらいに色々充実しているので助かります。

大学の図書館に比べたら物足りないけど、言語学系の専門書も少し置いてあるので暇つぶしになります。

専門書は家で読みたくないので、気楽に読める本を何冊か借りて帰りました。

うち一冊は「なくなりそうな世界のことば」という絵本のような本です。吉岡乾さん著。

世界の少数言語に存在する単語(殆どが日本語にはない概念)を紹介しながら、系統や発音、文法の大きな特徴など言語の解説もチラッとされている。そこは専門用語が多くて知らん人には何のことやら、という感じかも。私も殆どわからん。

そして、各ページの右側に紹介されている言語を母語として話している人の数が書いてあるけど、ページをめくるたび、その数字がどんどん小さくなっていく。

56万2千人の話者がいるウェールズ語で「ヒライス」という言葉は「もう帰れない場所に帰りたいと思う気持ち」を意味している、とか。

20万人の話者がいるラマホロット語で「デュバッ」は「手で触ってみるなど触覚を利用して何かを探す」という意味だったり。

100人しか話者がいないツィムシアン語で「ツウォホ」とは「寝る前におやつを食べる」って言葉だったりと、話されている地域や人々の文化や生活習慣の背景が透けて見えて面白い。

日本にもアイヌ語という絶滅寸前の言語があるけど、話者が5人しかいないというのは初めて知った。

沖縄とか与論島に行くと、地元の人同士は地域言語を話してたけど、あれも日本語の方言なんかではなく完全なる独立言語だと思う。

日本という国に生まれただけで日本語を母語として教育され、日本人であると洗脳される。パワーを持って母語とする言語を失わせる、アイデンティティを消滅させるって、本当究極のエスニッククレンジング(民族浄化)だよなあ。

そんなことを考えているだけで休日が終わろうとしている。